注文住宅で耐久性を重視するならこの工法

注文住宅に求めるものはさまざまです。おしゃれなデザイン、耐震性、広い生活空間など、人それぞれに叶えたい希望があるはずです。長く住み続けられるというのも、多くの人が願う希望の一つでしょう。自分の理想の住まいを実現できるのが注文住宅の魅力です。

せっかく理想の住まいを手に入れたのなら、できるだけ長くそこで暮らしたいと考えるのは当たり前の話です。しかし残念ながら、現在の日本の注文住宅の寿命はおよそ30年ほどです。つまり35年の住宅ローンで家を建てても、ローンの支払いが終わらないうちにリフォームや建て替えが必要になるということです。大金をはたいて買った住宅なのに、子どもや孫の世代まで家を残すというのは困難を極めると言わざるをえません。

そこで長く住み続けたいのであれば、鉄筋コンクリート造りの注文住宅を建てるといいでしょう。RC工法とも呼ばれるこの工法は、鉄筋とコンクリートを組み合わせて構造体を作り上げるものなので、耐久性は在来工法など他の一般的な工法に比べて2倍程度になるとされています。ですから他の工法で建てられた家が30年程度の寿命しかないのに対し、RC工法で建てられた家は60年程度も住み続けられることになります。この工法は建設コストが他の工法よりも高くなり、工期も長くなる傾向にありますが、末永く同じ所で住み続けたい人には非常に適しています。

予算面で余裕があるのであれば、検討する価値は十分にあると言えるでしょう。